リゾットとは?意外と知らないリゾットの歴史

なとりすの【ジョコ】です!

皆さんは「イタリア料理」と言えば何を思い浮かべていますか?
恐らく、パスタ・ピザ・チーズ・生ハム・・・などを思い浮かべていませんか?
ちょっと待ってください!!!
1つ忘れているものがありますよ。
それは・・・・・リゾットです!!
最近、スーパーやSNSなどでよく目にし、日本でもメジャーになりつつある「リゾット」について紹介していこうと思います。

目次

  1. リゾットとは
  2. 歴史
    2-1 米の歴史
    2-2 リゾットの歴史
  3. リゾット語源の由来
  4. まとめ

1.リゾット

リゾットとはイタリアで愛されイタリア発祥の食べ物です。
リゾットにはジャバニカ種と言われる、大粒で幅が広いお米が使用されています。
あっさりとしていて粘り気があるのが特徴的なお米です。
(比較:日本はジャポニカ種と言われる、短く円形のお米が主流となっています。)
(特徴:炊くと粘り気とつやが出る。)

作り方は超簡単!!
①お米は研がずにバターで炒める。
②①に野菜や魚・肉のブイヨン(日本でいうだしのこと)を入れて煮立てる。
③お米の中心がアルデンテ(芯が残る状態)になれば完成!!

2.歴史

どのようにしてイタリアでリゾットが主流になったのか?歴史について紹介していきます。
と、その前にリゾットを作るにあたりリゾットには欠かせない米についても少し触れてみたいと思います。

2-1 米の歴史

 イタリアでの米の栽培が始まったのは15世紀ごろ(500~600年前)と言われています。
米がどのようにしてイタリアに伝わったのかは諸説ありますが、インドや南アジアとの物々交換が入手の起源と言われ、後に栽培が始まったと言われています。
 現在イタリアはヨーロッパで米の生産量が多い国ですが、イタリア全土で米の栽培がおこなわれているのではなく、北イタリア(ミラノ・ベニスなど)のポー河沿いの水が豊かなエリアで栽培がおこなわれています。
リゾットの起源と現在のイタリア内での米の栽培エリアには、結びつきがありそうです。

2-2 リゾットの歴史

 諸説ありますが、1574年にミラノで米料理にサフランを混ぜて黄色に染めたことがリゾットの始まりと言われています。風味+富の象徴である金を連想させることから人気になりました。また、サフランには薬効があることも周知されていたことからも認知度が上がっていきました。
 1800年代にフライパンで玉ねぎを炒め腸詰めしたものと牛の骨髄を加えた米料理が誕生し、これが米料理として認定されました。
 1829年にミラノの料理研究家が「リゾット」と呼んだことをきっかけに米料理の名前が「リゾット」になり現代に伝わっています。
 1900年代にはイタリアの料理研究家が牛の骨髄を除去し、代わりに白ワインを加えるレシピが紹介されています。
 1980年代前半にグアルティエーロ・マルケージにより「リゾット・アッラ・ミラネーゼ」が完成したと言われています。リゾット発祥から約400年を経て、現在の形になったリゾット。

3.リゾットの語源・由来

諸説ありますが、リゾット(risotto)の「riso」は「rice(ライス)」の語源でもある「米」を意味するイタリア語。
「otto」の部分は「最高」を意味するイタリア語「ottimo」のからきている言われています。リゾットは「riso ottimo(リーゾ・オッティモ)」を組み合わせて「最高の米料理」という意味の略と言われています。

4.まとめ

ここで紹介した内容はほんの一部ではありますが、少しでもリゾットについて知っていただけたかと思います。
これまでイタリア料理と言えば、パスタ・ピザ・チーズ・生ハムが中心になっていたそこのあなた!
今回ご紹介させていただいたリゾットにも着目していただき違った視点でイタリア料理を楽しんでいただければと思います!

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